なぜ大変なのにTEDxKyotoに関わるのかを考えてみた。

TEDxKyoto Special Event “To Boldly Go!が本日2014年6月4日に開催されました。
京都造形大の私の授業を受けた学生がボランティアスタッフとして参加してくれました。
彼女が「今日ボランティアで参加してきたよ!」という投稿の下に残されたコメントを見て、ハッとすることがあった。

TEDxKyoto_coments

河原 司先生もいつもTEDでボランティアをしてるよ、今日も会えて良かった!
次はTEDのUSA Los本部で見れたらイイなぁと思う!

私も含めて、アーキテクトタイタンのメンバーは、TEAM PARTNERという専門スキル(建築デザイン・空間デザイン)を提供するパートナーとして、2012年のTEDxKyoto発足時より参加している。そして私はアーキテクトチームのリーダーを拝命している。

なので、パートナーとして、チームの一員として、がっつり参加しているわけだし、そう思っているのだが、この彼女のコメントをみて、
「あ、そうか、ボランティアだったな」と、改めて気づいた(笑)

もう趣味か、仕事か、ライフワークか、なんだかわからずに、その現場にいつもいるので、あまりにも「当然」になっていた。

もちろん毎度楽しんでいる。でも毎度のことだが、基本は生ではステージをほとんど見ない(笑)

今日も設営が終わったら、メインステージの様子はちょっと覗いて盛況ぶりを確認しただけで、あとはホワイエで撤収に向けて休憩していた。プレゼン中に飯も食っていた。

で、ふと思い出した。
「なぜ、自分は時間を作って、TEDxKyotoの裏方を担当し続けているんだったっけ?」と。

いろんないろんなたくさんの理由があるが、その答えはさっきの私の行動にひとつ表れている。

ステージをわざわざ見なくても全然OKってのは、
TEDxの映像は必ず、TEDxKyotoの優秀なチームメンバーが、絶対に良い動画を仕上げてくれるのを知っているので、安心しきっているわけである。

つまり、TEDxKyotoに参加している理由の大きな一つは

・とっても優秀なメンバーと、一緒のチームで働けることの楽しさ

だと。

一緒のチームで働けるといっても、それぞれプロフェッショナルなため、持ち場はみんなバラバラ。でもそのステージと、その前後が最高の体験になるように、みんなが力を合わせて準備をする。それが何ものにも代え難い。

昨年9月に終わって、その反省会以来、8ヶ月ぶりに合うメンバーもたくさんいるのだが、会って早々、握手やハグ。それだけ一緒に「毎回よくやるよねぇ(笑)」といい会える仲間がこの3年でできた。

優秀なスタッフは、もちろんみんな、普段の仕事でも引っ張りだこで大忙し。
暇をもてあましてボランティアをしているメンバーは、まったくいないだろう。
かくいう私のことを知ってくださっている人も、普段の仕事だけで忙しいのに、よくやるわ、と思われていることと思う。
プロフェッショナルスキルを提供するのが、TEDxのコアメンバーだったり、チームパートナーなので当たり前だ。

プライバシー保護したが、このように、私の「疲れる」に同調する「優秀な」メンバーの方々 笑
TEDxKyoto_coments2

今日のステージも素晴らしかった。
でも「みんな、なんで続けているんだろう(笑)」とほんと思った。今日。

けっこうみんな、住んでいるところもバラバラで。この日のために各地から集まってきたりもする。

私の喜びは、最高のスタッフの同じチームで動けることだが、じゃあ、その最高のスタッフたちは、なぜ続けているんだろう? 素朴な疑問がわいてきた。

その理由として、今日の時点で思いついていることを書き記したい。

その理由。
みんなにとって、ここは、

・(本気の)遊び場所

なんだと思う。

私たち、それぞれに専門的なスキルを持っている人間は、もちろんそのノウハウや労力を、普段、お金に換えて、ビジネスをさせていただいている。そのスキルで、生活をしている。

しかし、逆に「お金を頂かないとスキルを発動しない(してはいけない)」ということに対して、窮屈なこともある。

「金のこと関係なしに、スキルを発露するところがほしい。スキルを使って楽しみたい。」
と感じている。

でも、普段、お金に代えられるスキルがあるということは、まぁそりゃちゃんとみんな、一流のスキルを持っているわけであって。生半可な遊びでは、そのスキルをつかって、完全燃焼したり、全力投球したりってなかなかできないものなのだ。

そのスキルを、全力で発揮するのに、TEDxKyotoというのは最高の舞台のひとつだろう。どこに出しても恥ずかしくない、あれを自分たちがやっているという満足感も達成感も、そして毎回終わるたびの敗北感もあるという(笑)

TEDのレギュレーションで、スピーカーも、スタッフも、ルールとして「ノーギャラ」だ。

よくそれで、あの規模の舞台を、あのクオリティでできるなと思われるかもしれない。ただ、ここで説明した理屈だと理解してもらえるだろう。

ノーギャラだからこそ、そこが「本気の遊び場」になり、最高の人とスキルが集まるのかもしれない。金を使っても、集められないかもしれない。

みんな、スキルを制限なく発揮できるところを求めている。
スキルを使って自分たちが楽しみ、その結果、参加者が楽しんでいることを見て喜び、そしてそれが社会のために役立っていることを想像して楽しみ、その後さらに実際に拡散されていることを見て満足するのだ。

前向きに「本気の遊び場」として活用しているメンバーであればあるほど、楽しめるのはそういうことなんだろうなと思う。

私は続ければ続けるほど、見えるもの感じるものが増えてとても楽しい。
でも、1年だけでもいい。私たちと一緒に働いてみようと思ってくれる人がいると嬉しいなと思う。

TEDxKyoto 2014 は9月に開催予定。
そろそろシーズンが本格化する。
さ、ぼちぼちがんばろう(笑)