いろんなことを一度終わらせていくタイミングが来ている。そんないま、終わりの美しさを感じることができる記事だった。
終わりとは、始まり。
店員だってそう。最後に切なく書かれていた物件だって、また新しい宿主によって新しい人生を生きるのだ。
終わりは希望に満ちている。
いろんなことを一度終わらせていくタイミングが来ている。そんないま、終わりの美しさを感じることができる記事だった。
終わりとは、始まり。
店員だってそう。最後に切なく書かれていた物件だって、また新しい宿主によって新しい人生を生きるのだ。
終わりは希望に満ちている。
TVCFの最後に「検索窓」が表示される演出は、使い古されながらも、いまも活用されている手法であるが。
DHCの、20代女性向け化粧品のテレビCMを見ていて最後に現れた検索窓に
「DHC F1」と表示されていたのには、驚いた。
F1っていうのは、20歳から34歳までの女性を示す「あくまでマーケティング用語」だからだ。
TV-CM「DHC for 20代女子(ウォータージェル [F1])」篇http://top.dhc.co.jp/tv/skin/cm/740072047002.html
検索してみると、表記の仕方から見て、
DHC [F1] という商品シリーズかサブブランド、という位置づけのよう。
F1という言葉が一般化してきた背景はあるとはいえ、マーケティング用語のカテゴリって、あくまで外からみてカテゴライズするものじゃないか? 20代から34歳までの一般女性が「私、F1だし」と言うのか?さすがに言わんだろう。
マーケティングカテゴリを、検索ワードはおろか、商品シリーズ名まで入れる感覚は、本当に理解できない。でも、まぁDHCさんにとって、商品紹介としては、DHC F1ということばを、さして押してないみたいだし、いいんだと思うんだけど。
と思考を一巡させた結果、検索ワードとしては、確かに「DHC 20代」とさせるわけにもいかんし、苦肉の策ってことは理解してきた。
あと、じゃあ20代向けの別ブランドをつくるとすれば、DHCのメインブランドを活用できなくなるし、DHCなんとか、っていう固有名詞としてやったとしても、一から固有名詞を浸透させる投資をしないといけなくなるし。
ってことで、ブランド名か商品シリーズ名としても、DHC F1になっている、ってことで。
消去法的な判断としては理解できるけど、やっぱり無いよなぁ、と思える感覚だけは大事にしておきたい。(でも自分が同じ立場なら承認するかも、しれない、、、か、いやしないか、、、)
「ベトナム工場からの納期をさらに3日縮めよ」
という指令に米倉涼子扮する物流担当部長が取り組み、解決する、というテレビCMを見かけた。
ベトナム側に物流拠点があり、ベトナムで製造した商品を、ベトナムの佐川急便で、直接梱包から伝票作成、出荷までをワンストップで行い、日本の自社倉庫への入荷の必要なく、一般家庭などに直送できる、という話。
私のような経営者であったり、メーカーや通販担当者などは、とても役に立つ話なわけだが、これ誰向けに流しているCMなの?という疑問がすぐに浮かぶ。
楽天などで買い物をして、お店によっては宅配業者を選ぶことができる。その際に、ヤマト運輸指定オプションはたいがい増額になるくらい、BtoC配送においてヤマトの安定感と便利さは群を抜いているし、ネット通販を使う人にとってそれは常識だろう。出荷側立場からみても、相手先がBtoCの場合、先方に余計な手間をかけさせないためにはヤマト運輸を選ぶというのは、最低限の接客サービスだったりもする。
そんな中、一般顧客にとって、ベトナムから佐川で直送されてきても、まったくなんのメリットもない。
事情通のような人々が、これによって「佐川ってすごいじゃん」となる副次的な効果はあるが、所詮、日本国内のBtoC配送におけるサービスにさほど力をいれていない以上、そこに効果があってもあんまり意味ない。
というわけで、最初に書いたように、完全にビジネス向け、しかも海外生産を持つメーカーと、そういうクライアントを持つ私のような者しか意味がない内容なのだ。
しかし、こうやって私が反応しているように、メッセージが適切に届く人数は多くなくても、意外と効果はあるのかもしれない。響く人数は、日本国内で10万〜20万人くらいだろうか?(なんの根拠もない数字ですが)
10万人に届けば、5000万とか1億くらい積む意味もあるのかもしれないな、とも思う。(一応、副次的な間接効果の意味もあるとして)
私が特におもしろいと思うのは、こういう内容をこういう風に届けるために、TVCFという媒体を使う選択肢が選ばれるようになっていること。パチンコの隆盛と、グノシーはスマートニュース、Facebookなどが、レイトマジョリティに届けるために使えるやっぱり最後の媒体としてのTVCFという手段だと思うのだが。
このような、アーリーアダプター向け、というとちょっと違うけど、ある一定のビジネス層に向けてのTVCFの使用という選択肢がおもしろいなと思う。
あ、そうか。
「レイトマジョリティ」かつ「当該ビジネスでの重要人物」というのは、意外と多いんだ。むしろ、メーカーとかの重要人物が、アーリーアダプターであるわけないんだな。だから、ネットとの親和性は低い層に向けて、佐川の強さをアピールするには、媒体とターゲットの相性はいい方なのかもしれない。
最終のたどりついた結論は、昔からの宣伝広告をしている人や、大手広告代理店のみなさんにとっては、当たり前の手法なんだろうと思った。しかし私のように、ウェブから広告宣伝の分野に入った者としては身につけてない常識だったため、目からうろこだった。
(本文中で、佐川急便のBtoCが不便と記載したが、不在が多めの個人住宅への宅配についての対応について特に不便であることについて述べたつもりだ。佐川をBtoBで使う場合には、不在・再配達の問題がほぼ起こらないので、問題を感じたことはないことを追記しておく)